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リザナ
事件とその後
そもそもなぜリザナ・ナシカの件が問題になったのか。
先程も言ったように、死刑囚の大半が外国人労働者なわけで、外交問題に発展するケースも日常茶飯事。
サウジアラビアからしたら、今まで通りに死刑を宣告して、死刑を執行した。
その中の1人にすぎなかったのに何故問題になったのか。
・年齢
スリランカ政府の発行したパスポートだと事件当時は22歳になっていました。
でも実際は17歳だったわけです。
元々スリランカの法律は18歳以下の海外での出稼ぎ労働は禁止されています。
サウジアラビアでは21歳未満の女性の入国は、保護者となる男性同伴を定めています。
いわゆる、どちらの国も年齢を詐称していたわけです。
サウジアラビア政府は『児童の権利条約』に加盟しているので18歳未満への死刑の適用を法的に禁止する義務があるはずでした。
ただ、法律上に死刑の適用に年齢下限が無い。
条約違反問題について司法当局は、パスポートの記載どおりに事件当時は22歳であったとして裁判を執行した、というわけです。
元々、サウジアラビアというお国柄が表れてる面もあります。
サウジは誕生日を記録したり、年齢を数え樽するような習慣が元々ありません。
現在でも自分の生年月日や正確な年齢を知らない人が多いです。
このため就労している人間は無条件に成人とみなされたり、見た目で年齢を判断したりと、けっこういい加減です。
なのでリザナ・ナシカの一件も、成人と見なされ(ましてパスポートの年齢も成人登録)裁判は進行していきました。
年齢以外にも言語の問題や、被害者の遺族が交渉を断固拒否したり…色々と指摘される部分はあるんです。
サウジアラビア内での政治対立も発生しました。
サウジ内にも死刑を反対する人権擁護派の人達もいるんですよ。
その人達と死刑推進派の人達の対立が起きました。
これを知った時、なんかホッとしましたけどね。
国のイメージってざっくりあると思うんですよ。
でもそれはあくまで全てではない、っていうのは理解してることなんですけどね。
それが麻痺してしまうようなイメージの国がサウジアラビアだったわけです。
自分の無知さが、逆に色々な国の法律や文化に興味持ち始めてしまいました。
今まで海外旅行など興味もなかった私が、今後は趣味が海外旅行になってしまうかもしれません。
国の文化の違いを身近に味わってみるというのが一番なのかなと。
サウジアラビアはちょっと遠慮しておきたいですけどね…